今は、中古住宅の売買時には、宅建士は、
「既存住宅状況調査」について、買主に説明しなくてはいけません。
で、この「既存住宅状況調査」とは、
中古の住宅を買う場合、その住宅の状況をプロの目で確認し、
それを買主に説明することで、中古住宅販売でのトラブルを減らそう、
と言うものです。その結果、新築ではなく既存住宅を永く使う・・・。
私自身、瑕疵住宅に対して思いが強く、施工時に、少し手を抜いたことで、
あとあとまで、そこに住む人の安心を侵すので、許しがたいな、と。
ちなみに今は、瑕疵、とは言わず、「契約不適合」と言います。
先日、この「既存住宅状況調査」ができるようになる、
国土交通省告示に基づく「既存住宅状況調査技術者」講習、を
受講してきました。 おそらく、秋に正式に認定されます。
7時間+認定試験、の講習でした。内容は、少し物足りなかったです。
瑕疵を認定するには、もっと、掘り下げた調査をするべき、と感じました。
表から見える範囲で、、ではなく、
今は、レーザー水準器も安いですし、
小さな穴から挿しこんで使えるスコープカメラもあります。
この講習、
もっと「構造」の理解も深め、現状調査をもっと深いものにし、
加えて、対象既存住宅に対して、具体的な補修指示まで可能になるような講習に
してもらいたいと思いました。